上映作品
©MISTRAL JAPAN / Keita Kurosaka
緑子/MIDORI-KO
上映スケジュール
2023/6/12(月)〜6/25(日)
[6/12〜18]16:10~17:05
[6/19〜25]16:00~16:55
料金
1400円
イントロダクション
日本のアート・アニメーションのなかで、息もつかせぬ展開力と画力によってカルト的な人気をほこり、海外でも評価の高い黒坂圭太が、10年以上の歳月をかけて完成させた入魂のアニメーション映画「緑子/MIDORI-KO」。色鉛筆による独特のタッチと色彩による、55分にわたるすべて手描きアニメーションの作業工程をほぼ一人でおこなっていることは驚愕に値する。
音楽は変幻自在な演奏で知られるチェロ奏者の坂本弘道が担当。川口義之、小森慶子、関島岳郎、向島ゆり子、八木美知依、高良久美子、三木黄太などの名だたるミュージシャンを起用し、アヴァンギャルドな旋律が黒坂の映像とせめぎ合う。エンディングテーマには芥川賞、中原中也賞、キネマ旬報新人女優賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など、小説、詩、女優、ミュージシャンとしてマルチな才能をいかんなく発揮している川上未映子(音楽活動時は未映子)のオリジナル曲「麒麟児の世界」が流れる。
ストーリー
再開発が進む商店街の廃墟内の秘密研究所で、5人の科学者たちが、来るべき食料危機に備えて野菜と肉を兼ねた“ 夢の食物 ”の開発に取り組んでいた。しかしその研究は行き詰まっていた……。ある晩、夜明け前の研究所に一筋の光が差し込んだ。一万年に一度だけ地 上を照らす「マンテーニャの星」。この星の大いなる力によって誕生した夢の食物「MIDORI-KO」に歓喜する科学者たち。ところが、喰われることを拒否した MIDORI-KOは研究所を脱走、どこかへ飛び去ってしまった。血まなこになって捜しまわる科学者たち。そして同じ町内の大学農学部研究生 のミドリがMIDORI-KOを飼育していることを突き止める。密かに奪いかえそう とする科学者たち。しかしミドリのガードは堅く、容易に近づけない。そればかりか食欲旺盛なアパートの住人たちも隙あらばMIDORI-KOを喰おうと狙っている。MIDORI-KOをめぐって科学者たちとミドリ、アパートの住人たちによる食欲 むき出しの果てしない争奪戦が始まった
2010年/日本/55分
監督・脚本・絵コンテ・キャラクターデザイン・美術・作画・原画・動画・背景・色彩設計・撮影・編集:黒坂圭太
声の出演:涼木さやか、ゆうき梨菜、チカパン、 三島美和子、あまね飛鳥、木村ふみひで、河合博行、山本満太
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